タイで長距離を移動する時、交通手段としてLCCと長距離バスがあります。時間があり、旅中の人との触れ合いを求める場合には、絶対バスの方が面白く、おすすめです。時間に余裕があり、旅好きの人なら、タイの長距離バスの旅が絶対気に入るはずです。今回はバンコクの長距離バスのターミナルについてまとめます。
◆長距離バスの勘所
バンコクのバスは、北バスターミナル、南バスターミナル、東バスターミナルの3つのいづれから出ており、タイ全土にバスを運行させています。誰に聞いても知らないのですが、なぜか、西バスターミナルはありません。
ほとんどのバスは、タイの一種の流儀で、エアコンが効きすぎている状態で、バスに慣れたタイ人は熱帯とは思えないコートを持参している人もいますので、上着は忘れずに持参しましょう。私は、一度ナコンエアーというVIPバスに乗車し、室温を17度まで下げられたことがあります。バスのCAにACの温度を上げるように、私と白人のおっさんが何度も頼んだのですが、ACの調節ができないと訳のわからない返事をされ、コンケンから10時間、17度の中でノンストップでバンコクまで帰ってきて風邪を引き3日間寝込んだことがあります。それからは、バスに乗る時は、モンベルのウルトラライトダウンを必ず持参しています。薄いダウンを着ても、寒いこともあるので、長距離の場合は、本当にご注意を!
バンコクを中心に全国各地を結ぶネットワークは鉄道よりもはるかに進んでいます。本数や行ける場所(都市、街)も多く、冷房付きの長距離バスから冷房なしのローカルバスまで種類も豊富です。同じ都市に行くにもバス会社が何社も運行しており、バスも2等、1等、VIP、Super VIP?など、日本では考えら得ないくらいの種類のバスがでています。遅れることもなく、たいていは電車よりもはやいのでタイ国内ではかなり利便性が高い移動手段と言えるでしょう。
◆バンコク市内にある3つのターミナル
バンコク市内には主要なバスターミナルが3箇所あり、到着方面別にターミナルが分かれています。
北バスターミナル(通称:モーチット): 北部・東北部方面
北バスターミナルは多分3つのバスターミナルで最大です。BTSモーチット駅からタクシーで5分くらいで、主に北部やイーサン方面に行く長距離バスが主に発着するバスターミナルです。有名な都市だと、例えば北部のチェンマイ、チェンライ、スコータイ、イーサンのコラート、コンケン、ウドンタニなどにいく場合、北バスターミナルを使います。
東バスターミナル(通称:エカマイ)
3つのバスターミナル中、最小ですがタイリピーターにとっては、一番利用頻度が高いバスターミナルかもしれません。
タイの東部にいく長距離バスが主に発着するバスターミナルです。パタヤ、バンセン、ラヨーン、最近はサメット島に行くためにパンペーまで行くバスもあるみたいです。
南バスターミナル:南部、西部方面へ行き(通称:サイターイ・マイ)
北バスターミナルと同じくらい巨大です。エカマイ東バスターミナルと違い市内からも遠いので時間には余裕をもって行ったほうが良いです。
南バスターミナルはアクセスが悪く、バンコクの中心部からの主なアクセス方法はタクシーになります。安全なタクシーの選び方については、前回ご紹介しましたのでこちら(バンコクの安全なタクシー選び)をご参考ください。タクシーでも30~40分はかかりますので、場合によってはアヌサワリーのロットゥー(バンサービス)を使ったほうが良いかもしれません。
ロットゥー(バンサービス)の使い方については、こちらを(ロットゥー(バンサービス)の利用方法)ご参考ください。
主な行き先は、ホアヒン、プーケット、クラビー、ハジャイ、サムイ、カンチャナブリなどです。
僕は、プーケット行く時に1度使っただけで後は、殆どロットゥーを使っています。
バンコクのバスターミナルについてまとめ
バンコクのバスターミナルは、北モーチットバスターミナル、東エカマイバスターミナル、南バスターミナルの3つがあります。利用価値が一番高いのは、利便性や目的地を考えると、東エカマイバスターミナル→北モーチットバスターミナル→南バスターミナルとなります。
バンコクに飽きたタイリピーターは、バスを使ってタイの地方都市を旅してみてはいかがでしょうか?