ホテルバンコクにようこそ (双葉文庫) 文庫、タイのエキスパート下川 裕治さんの1998年に出版された下川さんの代表作の一つです。残念ながら現在は絶版されているようですが、タイの文化や慣習、タイ人について、下川さん独特の視点で分析され、どこかコミカルにまとまっています。さすがは前職で新聞記者をされていただけあり、タイの政治や経済、社会について、とてもわかりやすく且つ面白くまとまっていると思います。私がタイにはまったの原因は間違いなく、1度目の訪タイでタイの理解できなかったことを帰国便のトランジットの成田空港見つけたこの本で「なるほど、そうだったのかあ!」と理解するようになり、もう一度この目で確かめたいと次の週に次回便チケットを取ったのが始まりです。
私は一時期、下川さんの本にはまってしまい本棚の半分くらい下川さんの本で埋まっていたことがあります。下川さんは、アジアを中心に、ヨーロッパや沖縄についての本もあり、定期年間旅行雑誌も数多くだしています。全然旅行とは関係ない甲子園の本や育毛関連の本も以前は書かれていて、意味も無く下川さんの本は全部読みたくて、集めてしまい、おそらく200冊以上読んだのではないかと思います。その1冊目がこの本で、この本が僕をタイリピーターにしたのです。
タイに興味をもつ方には、タイの入門書として、年齢、性別関係になくおすすめの1冊です。